お問い合わせ:
1.「吹田在宅ケアネット」への参画:計画通り、研究会、世話人会とも、
各2回開催された。
なお、昨年9月に会員制となり、約100名の組織でスタート。各職
種の質の向上と均てん化、当初目標のネットの強化とシステムづくり
が課題である。
2.吹田市のがん対策計画への積極的な提案:後藤市長のマニフェスト(積
極的ながん対応)、新組織(健康医療部)の発足を機に、昨年7月に健
康医療部に提案するも、「当面はがんに特化しない」。また8月には市
長に同様の提案を行うも、前向きな回答が得られず。
12月市議会でY市議ががん対応の必要を質問したが、「健康すいた21」で対応するとの回答。2月に春藤副市長あての提案書を提出。一向に前に進んでいないのは残念。更なるフォローが必要。
3.患者・家族さんとの交流促進:
吹田がん情報コーナー:全国的にも少ない市役所ロビーでの相談コー
ナー。徐々に相談者も、重要な相談内容も増えて、対応サポーターも
増えてきたが、さらに多くの相談者に来てもらえるようなPRと、サ
ポーターの増加及び一層のレベルアップが必要。コーナーにお見えの
方へのお役立ちは大きいと思われるので、一層の強化推進が重要。常
設が目標。
がんサポートカフェ:’15年12月からスタートし、1年3か月が経過。自由で楽しい雰囲気の中で毎回約10名の方がお見えで、これまでになかった新しいスタイルの交流会を更に活性化していきたい。
4.長尾講演会の成功:2年に1回のビッグ講演会。10月20日(木)
14~16時、メイシアター中ホール(定員500名)で258人の参
加で。「がん患者さんが自宅で生ききるためには~市民は、医療者はど
う考えるべきか~」のテーマで、がんで亡くなった芸能人などの事例を
動画で示しながら、終末期を在宅で平穏に迎えようと呼びかけた。
60%を超えるアンケートを拝見しても、大きな感動を持ってお聞きい
ただけた。
また、同時に実施した2つのアンケート(終末期・がん医療)も回収率
が70%以上と、多くの皆さんから積極的なご協力を頂き、8年前のア
ンケートと比較しながら、大変参考になった。早速、医療者への発信を
しながら、皆さんのお気持ちをシッカリお伝えしつつある。
なお、助成金の申請が不調となり、決算が赤字になったことは反省事項である。
5.ピアサポーター研修、事例研究の継続:これまで2年間のピアサポーター研修は外部講師によるものであったが、本年は、市役所の事例を中心に内部による事例研修とした。2日間で40名の参加者を得て、活発な意見交換が行われ、実りある結果となった。ただ、実践の場での参加者が少ないのが問題。今後、患者サロンなど一層増加することが考えられるので、実践者の増加が必要である。
6.第32回健康展への出展:出展が9年目となって、定着してきたが、市民の中には、まだまだ情報不足で悩んでいる方が多い。今後も一層の市民への情報発信が必要である。
7.ボランティアフェスティバル:文字通りのフェスティバル(お祭り)で、遊びの要素が大きい中での出展なので、やや違和感があるのは否めないが、少数であっても真剣に相談にお見えの方もいらっしゃる事もあり、今後もきめ細かな情報発信の積み重ねが重要。
8.公開講座(2回開催):本年は、「がん患者さんは人生の最終段階をどこで過ごすか」という共通テーマで開催。これは、「吹田在宅ケアネット」での在宅ケア促進と並行しての企画。参加者は35名と低調。各講師の力の入ったお話を聞く事が出来たのは嬉しかったが、折角の素晴らしいお話を、更に多くの市民に聞いて頂けないか、PRの方策の見直しが必要である。せめて会員の半数が聞いてもらえると良いのだが。
9.「吹田がん患者・家族会」:今年も、大きな悩みをお持ちの皆さんがお見えいただいた。どこまでお役に立っているかとも思うが、何度かお見えいただく中から、明るくなっていかれるのを見るにつけ、更に多くの方にお見えいただけるとと願ってやまない。
10.「吹田ひまわりの会(遺族会)」の活動展開:活動が定着してきた。
11.効果的な広報をさらに充実して、会員増に結び付ける:「ひろば」をは
じめ、リーフレットやチラシなどの広報手段の充実が更に図られた
が、会員増に中々結びつかない。
12.「がんの予防と早期発見」の情報発信:
「ボランティアフェスティバル」「健康展」「デュオ祭」などの催事
で、「がん情報サービス」の冊子の配布などを行った。
13.例会の開催:月1回開催。会員数が増えない事、行事への参加が少な
い事 は、古くて新しい課題。 以上