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’12年度活動の評価(’13.3.16)
1.「吹田在宅ケアを考える会」への参画:計画通り、研究会、世話
人会とも、各2回開催された。「吹田在宅ケアマップ2012」
(改訂版・薬局を追加掲載)(12月)も発行。しかし、ケアマ
ップへの在宅療養支援診療所の参加が増えていないのが残念。
なお、研究会のテーマは、当初の「在宅ケア」の促進には、ま
だまだ遠い現状であり、更なる推進策が必要である。
2.吹田市内にホスピス病棟を:既に、吹田市民病院がホスピス病棟の設置をしない事になっている。今後は、ホスピス病棟に拘らず、アマニカス(千里ペインクリニック)のような「ホスピス型賃貸マンション」や、「神戸なごみの家」のような小規模施設も含めて、多様な形態での対応の推進が必要だと考えるが、機運が見られないのは残念である。
3.A.デーケン氏講演会の成功:広報開始の当初は、知名度が小
さい事もあり、前回の鎌田實講演会には及ばないという大きな危
機感があったが、前回以上の広報活動が功を奏して、1,032
枚のチケット販売ができた事は、大きな成功といえる。
その上、講演内容が大変ユーモアに溢れていて、何度も、会場に
笑いの渦が巻き起こったのも、この種講演会にはない事であっ
た。
アンケートの回収率も高く、大変好評であった事も嬉しい。但
し、吹田市内の参加者が51%と少なかった事は反省、今後の対
応が必要。
4.第29回健康展への出展:今年は、昨年とほぼ同じの225名の市民と対話が出来た(目標300人)。 パネルに「がんの予防と早期発見」など3点を大書しての市民の皆さんとの対話も、5年目となって、定着してきたように感じる。しかし、市民の中には、情報不足で悩んでいる方が多い。今後一層の市民への情報発信が必要である。
5.公開講座:予定通り6回開催。各講師の力の入ったお話を聞く事が出来たのは、嬉しかった。但し、折角の素晴らしいお話を、もう少し多くの市民に聞いて頂けないか、PRの方策の見直しが必要である。せめて会員の半数が聞いてもらえると良いのだが(合計:174名。前年度:197名)。5大がんを対象にしたので、患者さん以外には興味が少なかった事も考えられるが。
6.出前講座:目標の10回には遠く及ばず、1回に終わった。受け入れ先が消極的だとはいえ、積極的なアプローチをしなかった点、反省。
7.「吹田がん患者・家族会」の活動展開:スタート3年を経過して、毎月15名近くの皆さんが参加され、定着してきたと感じる。他の人には話せない事などを率直に話せるようになり、お見えの患者さんは、「この会があって良かった」「会に参加するのが楽しみ」と仰るのを耳にする度に、つくづくスタートして良かったと思う。ただし、お見え下さる患者・家族の方がもっと増えると良いと思う。なお、市報やホームページを見ての参加が多い。
8.「遺族会」の活動:患者さんと同席でのお話は、お互いに、どうしても遠慮がちの所があるので、独自の会合をと、1年前にスタート。こちらも、もう少し多くの方がお見え頂けると良いと思っている。なお、2月には、「吹田ひまわりの会」と、名称が決定。
9.がんの予防と早期発見・早期治療の情報発信: がんは、男性2人に1人、女性3人に1人がかかる時代ではあるが、予防について考える市民が大変少ないだけに、一層大切なテーマである。勿論、予防と早期発見・早期治療については、市民塾だけの力ではとても対応できないので、行政との連携を考えていかねばならない。
10.がん患者さん宅への訪問傾聴: 1昨年11月にオープンしたア
マニカスには、当方に傾聴
の用意がある事をお伝えしている。全国的に、ピアカウンセリ
ングがスタートしたので、その対応も考える必要がある。
11.(仮称)吹田がん情報サロン設立の検討:考え方を周囲に情報
発信しているが、コストがかかるだけに、設立には程遠い。
12.大阪府がん対策推進への参画(大阪府がん対策推進委員会、大阪
がん患者・家族連絡会):がん対策基本法(‘07.4)、大阪
府がん対策推進条例(’12.3)などを受けて、大阪府のがん
対策も進んでいる。大阪府がん対策推進委員会と12の部会が推
進の役割を担っていて、この1,2年で、大きく進展しているの
は嬉しい事。
但し、市民・患者の立場としては、「より早く・より深く」、更
に進展される事を期待したい。
13.例会の開催:月1回(活動の活性化、情報交換、研究、運営の検
討、資金対応、会員増加策等)。参加者が少ない事、活性化の対
応策が見えない事・・会員さんの協力を得るための方策を考えね
ばならい。
以上