’15年度の評価

 

 1.「吹田在宅ケアネット」への参画:計画通り、研究会、世話人会と

      も、各2回開催された。

         なお、活動は公開研究会のみで、当初目標の「在宅ケア」の促進に至

   らないので、2年前から世話人会で、組織強化の提案を重ねて行って

   きた。

‘16年度には、会員制に組織を変革してネットとし、システム化を

 図っていく事が検討される。今後の強い推進を図りたい。

 

 2.吹田がん情報コーナー:全国的にも少ない市役所ロビーでの相談コー

   ナー。徐々に相談者も、重要な相談内容も増えて、対応サポーターも

   増えてきたが、さらに多くの相談者に来てもらえるようなPRと、サポーターの増加及び一層のレベルアップが必要。

   コーナーにお見えの方へのお役立ちは大きいと思われるので、一層の強化推進が重要。

 

  3.ピアサポーター養成研修:述べ60名の方が受講いただいたが、事例

   研究会への参加者は少なく、実質的な増員につなげるには更なる工夫

   が必要である。昨年と合わせると、延べ150名になるが、PR方法

   とピアサポーターへの進め方に工夫が必要。

     がん診療拠点病院でのがん患者サロンの動きも活発化する事が考えら

   れることもあり、継続して取り組む必要がある。

 

 4.第31回健康展への出展:出展が8年目となって、定着してきたように

  感じる。しかし、市民の中には、相変わらず情報不足で悩んでいる方が

  多い。今後も一層の市民への情報発信が必要である。

 

 5.ボランティアフェスティバル:文字通りのフェスティバル(お祭り)

  で、遊びの要素が大きい中での出展なので、やや違和感があるのは否め

  ないが、少数であっても真剣に相談にお見えの方もいらっしゃる事もあ

  り、今後もきめ細かな情報発信の積み重ねが重要。

 

6.公開講座:本年は、「がん患者さんを自宅で看取るには」という共通テーマで開催したが、参加者は87名(1回平均29名)と昨年の1回平均15名より多かった。各講師の力の入ったお話を聞く事が出来たのは嬉しかったが、折角の素晴らしいお話を、更に多くの市民に聞いて頂けないか、PRの方策の見直しが必要である。せめて会員の半数が聞いてもらえると良いのだが。

 

 7.「吹田がん患者・家族会」・「吹田ひまわりの会(遺族会)」の活動

  展開:とても大きな役割を果たしているだけに、参加者の増加が今後の

  大きな課題である。素晴らしいチラシができ、ラコルタでの同封サービ

  スの更なる活用、情報コーナー、健康展、がんサポートカフェ、市内が

  ん診療拠点病院などを通してのお誘いなどの工夫が必要。

 

 8.がんサポートカフェ:昨年12月、思わぬことから、JR吹田駅近くの

  ファミマのイートインで、オープンできた。まだ3回ではあるが、地域

  に密着した楽しい雰囲気の効果に期待したい。

    現在の患者・家族との接点は、デュオでの会合、市役所の情報コーナー

  と合わせて3箇所だが、将来10カ所程度のデポができると、地域に根

  付いた活動として大きな飛躍につながるのではないかと考える。

 

 9.広報の充実:「ひろば」をはじめ、リーフレットやチラシなどの広報手

  段の充実が図られた。

 

 10.その他:会員数が増えない事、行事への参加が少ない事 は、古くて新

  しい課題。

                                                  以上